教員からの転職が難しい3つの理由【転職のポイントも解説】

教員からの転職は難しい? 転職

こんにちは、けいです!

「教員からの転職って難しいのはなぜ?」
「教員から転職するためにはどうしたらいいのかな?」

こう言った疑問に答えます。

この記事を書いている僕は、
教員を4年間経験した後、未経験からIT業界に転職しました。
入社を決めた企業も含めて3社から内定をいただいています。

こういった僕が解説していきます。

教員からの転職が難しい理由

教員からの転職は難しい
結論として、教員からの転職は難しいです。
理由は、3つあります。

  • 他の職種と比べて、年収が高い
  • ビジネス経験が乏しいと思われる
  • 転職活動の時期が限られる

順番に見ていきましょう。

他の職種と比べて年収が高い

小中高学校の平均年収と民間企業の平均年収は以下の通りです。

小学校 537万円
中学校 553万円
高校  580万円
民間  441万円

参考サイト
文部科学省「平成28年度 学校教員統計調査」

国税庁「平成30年分民間給与実態統計調査結果について」

教員の年収が他の職種より高いことがわかっていただけるかと思います。
特に教員から民間企業に転職する場合、未経験の職種への転職になるため、
ほとんどの場合、年収が下がるでしょう。

このような結果からも、教員から転職をしないという結論に至る方が多いのです。

実際、僕も年収は100万円ほど下がりました。

しかし、僕は短期的に年収が下がったとしても、
転職して自分にスキルを身につけた方が
長期的には、年収が上がるという判断のもと、転職を決意しました。

ビジネス経験が乏しいと思われる

転職活動をしてきた上で、ここが一番感じたところです。
教員に対する企業からの評価は決して高くありません。

一番の理由は、数字や結果を追求した経験が少ないからです。
スキル不足で書類選考を通らないということが何度もありました。

「じゃあ、どうしようもないの?」と思われる方も
いらっしゃる方もいるかと思いますが、そんなことはありません。

スキル不足の補い方については、次章以降で解説します。

転職活動の時期が限られる

教員は、業務の性質上、年度の途中からの転職が難しいです。

特に担任を持っている場合は、退職するのは容易ではありません。
また、中途の採用は4月からという縛りはなく、
採用後すぐにきて欲しいという企業の思いがあります。

入社時期に折り合いがつかず、内定がお見送りというケースも珍しくないです。
また、一般に転職希望者が増えるのも、3〜5月ということもあり、
人数が多いところで戦うしかないということも教員からの転職の難しいところです。

とはいえ、僕が内定をいただいた企業には、4月まで待ってくれるところもありました。
なので、絶対に無理かというと、そうではありません。

ここまでの内容をまとめておくと、
教員からの転職が難しい3つの理由は、

  • 他の職種と比べて、年収が高い
  • ビジネス経験が乏しいと思われる
  • 転職活動の時期が限られる

というものでした。

では、諦めるしかないのでしょうか。
そうではありません。
たしかに、難しいですが、教員から転職することは可能です。

そこで、次章では、教員からの転職するために
大切なポイントを解説していきます。

教員から転職するために大切な3つのポイント

教員から転職するために大切なポイントが3つあります。

  • 教員からの転職の軸を明らかにする
  • 教員からの経験が活かせる職を探す
  • スキルを磨いて未経験職種を目指す

です。
それでは順番に見ていきましょう。

教員からの転職の軸を明らかにする

教員の転職活動で一番大切なものは、転職の軸です。
理由は、転職の成功は人によって違うからです。

私の場合は、明日仕事をクビになっても生きていけるような
スキルが自分に残る仕事に就くという軸で転職をしました。
そのためには、短期的には年収が下がっても構わないと思いました。

ここで大切なのは、得たいものを決めると同時に捨てるものを決めることだと思っています。
全てを満たしている仕事はないからです。

また、皆さんに伝えたいのが捨てるものを決めることと
実際に捨てることは別だということです。

僕はスキルを得る以外は捨てる覚悟でしたが、
福利厚生など充実した企業に入社することができました。

つまり、教員からの転職を成功させるためには、転職の軸を固め、
得たいもの、捨られるものを明確にすることが最も大切です。

転職の軸を決めた上で、仕事を探していくことになるかと思います。
そのときもポイントがあるので、解説していきます。

教員からの経験が活かせる職を探す

教員からの経験が活かせる職に転職するというのは
イメージできる方も多いのではないのでしょうか?
実際僕の周りにもこのパターンで転職をする方が多いです。

具体的には、

  • 学習塾
  • スクール・教室運営
  • 教材関連企業

などがあります。
ちなみに僕も最初は、教員からの経験が活かせる職への転職を考えていました。
転職をしやすいと考えたからです。
副業可能な企業であれば、転職の軸も叶えられると思いました。

しかし、本業と副業で同じことをできれた方がより成長できると思い、
未経験職種への転職に挑戦することに決めました。

さて、僕は教員から未経験の職種へ転職を決めたわけですが、
そのときにも大切にしていたポイントがあります。
では、見ていきたいと思います。

スキルを磨いて未経験職種を目指す

未経験職種に転職するために重要なのは、スキルを磨くことです。
理由は2つあります。

  • 中途採用で求められるのは、即戦力だから
  • すでに行動していることで入社後の活躍をイメージしてもらえるだから

順番に見ていきます。

中途採用で求められるのは、即戦力

基本的に、転職活動では、経験・スキルを求められることになります。
そして、教員としての経験は、あまり評価されないというのが現実です。

じゃあ、どうすれば良いのか?
入りたい業界、職種で求められるスキルを転職活動しながら
磨いていくことが大切だと思っています。

例えば、僕は、前章で述べたような数値を追うスキル・経験は、自分でSNSを運用することや、
子供たちのテストの結果をデータで分析していくことで、少しずつ身につけていきました。

求められる経験やスキルを考え、本業、個人で
実践することで足りないスキル・経験を補っていきます。

「それくらいのスキル、働いてからあんまり役に立たないのでは?」
こう思われた方もいるかもしれませんので、解説していきます。

すでに行動していることで入社後の活躍をイメージしてもらえる

ちょっと行動したくらいで、スキルや経験は
あまり身につかないという指摘はごもっともだと思います。

しかし、入社後、必要になるであろう
スキルや経験を自らの手で身につけようと行動していることが大きなポイントになります。
なぜなら、変化の激しい社会において、学び続ける姿勢こそ最強のスキルだからです。

以上2つの理由から、未経験職種に転職するために重要なのは、スキルを磨くことになります。

ここまでの内容をまとめると、
教員からの転職ために必要なことは3つある。

  • まず教員からの転職の軸を明らかにする
  • 転職の軸をもとに、教員からの経験が活かせる職を探す
  • 上記で転職の軸が叶わなそうであれば、スキルを磨いて未経験職種を目指す

というものでした。

教員からの転職での
おすすめ転職エージェントはこちらの記事で解説しています。
合わせてご覧ください。

【教員からの転職】転職エージェントおすすめ3選

転職エージェントに相談するときは、必ず転職の軸を決めた上で相談してくださいね。

というわけで、今回は以上になります。
質問は、Twitterから受け付けますのでお気軽にどうぞ。
けい@Webマーケターへ転職した先生

コメント

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